看護師を辞めたい

【要対策】看護師が燃え尽き症候群とうまく付き合うには!?

 

 

看護師にありがちな燃え尽き症候群。これは決して珍しい話ではなく、看護師の中ではよく聞く話です。ある意味職業病といっても過言ではありません。

 

そんな燃え尽き症候群にうまく対応することは、看護師として長く働き続けるために必要なスキルとも言い換えられるでしょう。

 

ではこの燃え尽き症候群に看護師はどのように対処すればいいのでしょうか?実際に燃え尽き症候群を乗り越えられた看護師さんの体験談&対処法についてみていきたいと思います。

 

 

NICUで過度のプレッシャー!燃え尽き症候群に

 

私はこれまで働いている時に自分が燃え尽き症候群なのかな?と思った出来事が数回はあります。それは、辞めたいなと漠然と思った時。大きな失敗をしたわけでもありません。

 

また看護師がいやになったわけでもない、でも何となく続けていくのがしんどいと思った時があります。それが燃え尽き症候群の一種だったのかな?と思います。

 

 

私は看護学校卒業後、NICUに配属されました。NICUといえば新生児集中治療室のことで、先天的な障害を持った赤ちゃんや未熟児などが入院してきます。

 

赤ちゃんたちはモニターや点滴などをたくさん身につけて、オムツだけで保育器に入っている状態。モニターが常に鳴り響く中で、とても小さな赤ちゃんのケアをすることは、いつも緊張を強いられましたし、責任も重大でした。

 

 

それでも始めのうちは、ただただ覚えること、学ぶこと、そして慣れることに精いっぱいで自分のことを振り返る余裕はなかったのですね。

 

しかし、経験を積んで今度はいろいろな振り返りをするようになると、あの時にこうしてあげたらよかったのでは?こうするべきだったのでは?といつまでも考えるようになってしまうこともありました。

 

 

過ぎてしまったことはどうしようもありませんが、解決できない悩みから「自分はもしかすると看護師に向いていないのでは?」と無力感を感じるようになりました。

 

さらに新しい重症児を受け持つようになると、極度のストレスを感じるようになりました。そこから、仕事のストレスが高まり、いつも身体的にも精神的にも疲れているような感覚に襲われるようになりました。

 

そうすると、看護師はもうやめ時かなと自然と考えるようになりました。NICUにいる間にそのように考えたことは1度だけではありません。もう何度も考えながらやっと続けていた状態です。

 

 

どうやって乗り越えた?

 

この状況をどのように乗り切ったかというと、やはり同僚と話をして、とにかく愚痴を言い合う。特に同期だと「お互いに頑張ろうよ」と励まし合うこともなく、ただただ愚痴をこぼしてそれを聞きあうだけなので、心にたまったものがあふれ出るように出ていき、あとにはすっきり感が訪れます。

 

またみんな同じように考えているんだと安心感が得られるので、もう少し頑張ろうかなと思えたのです。

 

 

また私の場合は、旅行に行くことも一つの息抜きでした。NICUにいると自宅でも常にモニターの音が鳴り響いて耳鳴りのしている状態でした。その耳鳴りがあるので、体が休まる時がなかったのですね。

 

しかし旅行で大きな都市に来ると、そのほかにも音がたくさんあるし、目に飛び込んでくる刺激がたくさんあったので、耳鳴りを感じることなく過ごすことが出来たのです。

 

そのため2日でも3日でも旅行すると、ずいぶんリフレッシュすることが出来たのです。それが燃え尽き症候群の症状が軽いうちに対処できた方法だと思っています。

 

私の周りにも燃え尽き症候群となり、仕事をやめると上司に伝え、また仕事をやめるのをやめるということを繰り返した同僚もいます。結局その看護師は、辞めると言いつつも3年間も勤務した人でした。

 

 

燃え尽き症候群になると、ストレスを強く感じるようになりますし、精神的に弱くなります。

 

また看護師はチームで働いているので、個人の責任を問われることも少ないのですが、たまたま急変があたった時に、自分の力が足りなかったせいだとか無力感を感じることもあります。

 

また看護師には向いていないのではないかという自己肯定感がなくなってしまうのも特徴です。それが看護師の離職のきっかけになることは少なくありません。

 

看護師は、経験年数が何年であってもほかの人から見ると同じ看護師。でもやはり新卒と中堅層はレベルが違います。

 

また師長になってもまだまだ力が足りないという人もいるほど。看護師はいろいろなケースを経験してどんどん成長していくものなのです。

 

 

知識だけが豊富でも、いざとなると動けないこともあります。知識と経験が伴ってこそ、できる仕事なのですね。

 

その段階に行くまでには年月がかかりますし、反省や無力感を繰り返すこともありますが、その成長には終わりのなく、いまではこの仕事はとても奥深い仕事であると感じています。

 

 

燃え尽き症候群の症状&対策は?

 

さて、ここまで「燃え尽き」を感じた看護師さんの体験談をご紹介しましたが、このページを読んでいる”あなた”も燃え尽き感をいま抱えているのかもしれませんね。

 

では燃え尽き症候群とうまく付き合うのはどうすればいいのでしょうか?これはやはり程よく「ガス抜き」、つまりストレス発散するのが一番なのですが、ではどのような方法でストレスを発散させるのが一番なのでしょうか?

 

 

実はリラックス方法というのは人によって効果的な方法が違います。ここでちょっとご紹介したいのが下のサイト(ページ)。

 

カウンセラーが効果を認めたタイプ別ストレス解消法21種

 

 

上のページではリラックス方法がタイプ別に大きく4つに分けられていますが、このように人によってストレス発散方法は違います。

 

今回の体験談の方の場合、友人と話をしたり旅行をしたりすることでストレス発散をされていたとのことですが、まさに「動的・浄化系タイプ」にあたるのでしょう。

 

このような感じでぜひ自分にあったストレス発散方法を確立してもらえればと思います。そうすれば、ストレスがたまることも少なく、燃え尽きてしまう可能性も減ることでしょう。

 

 

また、燃え尽き症候群に陥ってしまうもう一つの要因として「性格」もよく挙げられ、「真面目な人」ほど燃え尽きやすいといわれています。

 

真面目な人ほど責任感を感じやすく、ストレスをため込みやすいからです。なので、もしあなた自身に心当たりがあるなら「完璧を目指さない」ことをしっかりと肝に銘じておく必要があります。

 

でないと容易に自分のキャパをオーバーしてストレスを溜め、燃え尽き症候群に陥ってしまう可能性が上がりますので。

 

 

燃え尽き度合いをチェックするには?

 

ちなみに燃え尽き度合いを確かめるにはMBI(マスラック・バーンアウト・インベントリー)というチェックツールが有効です。

 

これはクリスティーナ・マスラックというアメリカの心理学者が開発したツールなのでこのような名前が付けられています。

 

ちなみに、このチェックツールを利用するうえでの注意点として「あくまで参考程度に考えておく」ということ。そもそも燃え尽き症候群自体が診断基準が明確に定められている病気ではありませんので、「このツールで点数が高かったら燃え尽き症候群」と考えるのではなく、可能性がある、程度にとどめておいてください。

 

ちなみにチェックツールは下のページで利用できますので、よければ参考にして頂ければと思いおます。

 

燃え尽き症候群かどうかチェックするツール「MBI」

 

 

終わりに

 

人間はよくも悪くも”慣れる”生き物ですから、燃え尽き症候群に関しても何度も体験しているうちに「またこれか」と、徐々に免疫が出てきます。

 

ですが、その免疫も長く看護師として働かない限りつかないもので、症状自体に慣れていない時は「やっぱり自分は看護師には向いてなかったんだな…」と、辞めてしまうケースもあります。

 

 

もし本当に適性もなく、向いていないのであれば別に辞めてもいいかと思いますが、看護師の向き不向きなんてそう簡単にわかるものではありません。

 

看護師1年目〜3年目で辞めたくなる人ケーススタディ!

 

 

上のページでも説明していますが、得に1年目〜3年目はまだまだ看護師としての経験も浅く、こういった症状を感じたこともないため、真剣に辞めようと考える人も多いはずです。

 

ですがそんなときは一度、上記でご紹介したとおり一度しっかりストレス発散し、冷静に物事を考えられるようになってから、本当に辞めるか、辞めないかを決めても遅くないのではないかと思います。

 

 

また、看護師という職業は病院だけでなく、様々な場所で求められている職業です。なので、病院で忙しい日々を過ごし、燃え尽き症候群になってしまった看護師は違う職場で仕事を求めるのも悪くないかもしれませんね。

 

知らなきゃ損!看護師を辞めたい人に知ってほしい働き方!

 

 

燃え尽き症候群はたしかに辛いですし、看護師を真剣に辞めたくなるのもわかります。しかし、それは乗り越えられるもので、もし「今の職場で症状の改善が難しい」というのであれば、異動や転職も視野に入れて、行動して頂ければ幸いです。

 

 

以上。燃え尽き症候群に悩んでいる看護師さんの参考になれば幸いです。