看護師を辞めたい

医師から怒鳴れる看護師!医療現場のパワハラ対策は!?

医師から怒鳴られる看護師!医療現場のパワハラ対策は!?

 

看護師は医師の指示に従って看護するので、確かに上下関係はあります。

 

しかし、医師の中には勘違いして「自分の方が人間的に上だ!」と考えるような人もいます。看護師からみたら「こんな人、医師失格だ!」と思ってしまいますが、それでも日本は圧倒的な医師不足。

 

病院からみれば看護師より医師のほうが重宝されることも多いかもしれません。

 

 

医師とのコミュニケーションに困っている人は先ずその医師をしっかりと観察することが大切です。そうして、その医師の行動パターンを先ずはしっかり把握しましょう。

 

医師が看護師に対して怒ったり、パワハラする理由というのは大まかに分けて…

 

  • 報連相が正確にできていないから
  • 医師の個人的な性格(好き嫌い)が理由

 

この2つに分けられるかと思います。もちろん、この2つをはっきりと分けることは出来ないパターン(自分が連絡や相談をしたときだけ怒鳴られたりするが、他の看護師の場合は起こられたりしない、など)もあります。

 

 

報連相が正確に出来ていないから

 

先ず、医師が怒ることの多いタイミングとして看護師から何らかの連絡や相談をされたときです。なので、怒鳴られたするのがいつも「自分が何かを報告したとき」という人は一度、報連相の行い方について見直したほうがいいかもしれません。

 

  • 報:医師に指示されていたことに対して、途中経過、または結果の報告を行う
  • 連:関連する情報を医師に連絡する
  • 相:判断に迷うことについては先ず相談する

 

絶妙な「報・連・相」の技術 (アスカビジネス)

 

(報連相についてはこの1冊を読んでおけばとりあえず必要な知識については十分かと思います)

 

 

報連相は看護師としてベーシックスキルなのであえてここで詳しくは書きませんが、報連相ができていないと、たとえ性格的に問題のない医師からも「なんで早く教えてくれなかったんだ!」とか、「そんなことをいちいち伝えてくるな!」と怒られる原因にもなりますので気をつけるようにしましょう。

 

 

医師の個人的な性格(好き嫌い)が理由の場合

 

ただ、ご存知のとおり性格的に問題のない医師ばかりではなく、性格に問題のある医師というのはどこにでもいるものです。

 

看護師として働いていると、「医師ってなんでこんなに性格の悪い人が多いの…」と思っている人も多いと思います。それだけ、医師とのコミュニケーションに問題を抱えている看護師は多いです。

 

 

それではいくつかの医師のタイプ別に対処方法を見て行きたいと思います。

 

 

とにかく怒鳴る!気性が激しいタイプ!

医師から怒鳴られる看護師!医療現場のパワハラ対策は!?

 

とにかく、何かにつけてスグに怒鳴る、患者がいる前でも普通に怒る、というタイプです。患者の前で怒られて「患者から慰められて、なんだか情けなくて泣きそうになった…」なんて方もいるのではないでしょうか。

 

こんな医師と一緒に働いては本当にストレスで心身ともにやられてしまいそうですが、こういうタイプにはどうやって対処すればいいのでしょうか。

 

 

こういうタイプは意識的か無意識的にかは置いておいて怒ったり、どなったりすることで自分の価値観や、やり方を相手に押し付けようとしているわけです。

 

この手のタイプに「いや、自分の意見は…」なんて言おうものなら「なんで俺のやり方がわからないんだ!」となるので逆効果です。もちろん、必要なことは伝える必要はありますが、あまり反論しないほうがアナタのためです。

 

 

報連相がしっかりできて、相手のやり方に合わせられるならそこまで怒鳴られることもないかもしれませんが、あまりにも態度が酷い場合、まわりの看護師とも相談してみてください。こういうタイプの医師は他の看護師からも少なからず、不満をもたれていることが多いです。

 

そして、一人で立ち向かうのではなく、みんなで態度改善を求めていってみてください。実際にそのように、看護師みんなで医師に立ち向かっていったケースが下記のものです。

 

 

 

 

とある総合病院には、それこそジャイアンのような、自分が一番エライ、看護師以下コ・メディカルも患者も自分に従わなければ大声で怒鳴ったり、

 

話かけても無視する、機嫌が悪ければ八つ当たり、という何とも時代錯誤な外科医のA医師が居ました。外科病棟の看護師は、毎日ストレスの嵐です。

 

 

中には体調を崩したり精神的に参ってしまう看護師もいたそうです。ある日、A医師のあまりの横暴さに嫌気がさした外科病棟の看護師は、

 

師長と主任以外を除く全員(18名)で異動願いを総看護師長に出しました。

 

 

 

全員が全く同じ文面で「A医師の横暴さに耐えかねましたので、異動を希望します。異動がかなわない場合は、8月末にて退職したく、ここにお願い申し上げます。」という内容でした。

 

 

困ったのは総看護師長です。何せ18名分の異動願→辞職願が提出されたわけですから。

 

しかも異動の時期ではなく、新しい人を募集してもどうにもならなそうな8月。それまでA医師の横暴さを、見て見ぬふりだった外科師長と主任にも

 

事実を確認し、全てが発覚しました。結局、総看護師長は副院長も兼任していたため、外科部長と院長も含めた会議が行われ、

 

A医師は早急に態度を改めること、改善が見られなければ退職してもらうこと、となりました。結果的に1か月経ってもA医師の態度は全く変わらず、別の病院へ移っていきました。

 

http://www.nurse-happylife.com/3455/より引用

 

 

あまりにも医師の態度がひどい場合、こうして職場の人間と一致団結して師長(or 院長)に相談してみるのもいいかもしれません

 

 

好き嫌いの激しいタイプの医師

医師から怒鳴られる看護師!医療現場のパワハラ対策は!?

 

先ほどのタイプとは違って看護師全員にどなったりするわけではないものの、自分に対してだけ怒鳴ったり、暴言を吐かれたりする場合、好き嫌いの激しい医師です。

 

やはり人間ですので好き嫌いはどうしてもあるものですが、それをあからさまに態度に表すのはもはや「幼い」としかいいようがありません。が、こういうタイプの人間は医師に限らずどこにでもいるものです。

 

 

このような医師の場合、看護師全員に対して問題のある態度をとっているわけではないので、職場の人間と一致団結して、という行動は難しいかもしれません。

 

また、病院からしたらやはり 医師>看護師 です。なので病院側の対応もあまり期待できないかもしれません。実際に一般企業ならパワハラで訴えられるようなことをしていても、「お咎め無し」な医師が圧倒的に多いようです。

 

 

こういった医師に対しては毅然とした態度を…と、いいたいところですが、こういう人間関係に対して有効な対処法が少ないのが現状です。今では「パワハラ・モラハラ」といった言葉も世間に浸透していますが、医療業界ではまだまだ常識化していません。

 

なので、このように医師から嫌がらせを受けたりして、精神的に病んでしまうようであれば異動、クリニックの場合は早く退職してしまった方がいいかもしれません。

 

 

ただ、その医師がどういう看護師に対してパワハラを行っているのか観察する価値はあります。例えば自分(医師)よりも「気の弱い看護師」や「知識が明らかに劣る看護師」に対して嫌がらせをおこなうような(程度の低い)医師もいるものです。

 

 

例えば下のような体験談のかたのパターンですね。

 

 

私は37歳の女性で看護師としての経験は2年になります。

 

日々仕事をしていて感じるのは、医師と看護師との間には歴然とした地位、力関係の差があることです。とくに困るのは看護師との間に主従関係があると思っている医師が多いことです。仕事の性質上、ある程度の主従関係は仕方がないことですが、時には度を超えたパワハラなのではと思うようなこともあります。

 

 

例えば回診に行ったとき私がミスでもしようものなら、患者さんのいる前で怒ったり「君、資格持ってるんだよね?」とか「そんな処置のやり方があるんだ!知らなかったな〜」と嫌味を言われることがあります。

 

医師が部屋から出て行った後、患者さんから「かわいそうに、気にしちゃだめだよ」と慰められたりすると情けなくて涙が出そうになります。また同僚の中には医師からひどい暴言を吐かれた者もいます。

 

 

例えばたまたまミスが続いてしまったときに「熱でもあるの?座薬入れてあげようか!」とか、「頭のねじが足りないんじゃないの?何だったら見てあげるよ!」と言われていました。医師との連絡ノートに患者さんのケアに関して質問を記述したところ、一言「バ〜カ」とだけ返ってきたこともありました。

 

このように医師が看護師を侮辱する行為は、業務以外の場面でもみられました。休憩時間に医師が新築した家の写真を見せながら、先輩看護師と盛り上がっていたときのことです。

 

とても楽しそうだったので、私も気になって「写真を見せてもらってもいいですか?」と聞いてみました。すると医師は「偉い人にしか見せられないの〜」と言って写真を見せてくれませんでした。

 

私はそれ以上言葉が出ず、笑いながら部屋を出ることしかできませんでした。それ以外に挨拶をしても返事をしてくれない、エレベーターに乗ろうとするとわざとドアを閉じる、エレベータから出て行ってしまうなどの嫌がらせをされたこともあります。

 

 

 

このような医師の態度は看護師すべてに対して行われているわけではありません。ベテランの看護師、知識のある看護師、気の強い看護師はパワハラに合わないようです。

 

なかには医師と対等、またはそれ以上の態度で接している先輩もいますが、それでも医師から攻撃されることはないのです。新人看護師、知識のない看護師、気の優しい看護師ほど医師からパワハラを受けやすいのだと思いました。

 

それ以来、しっかりとした知識や技術を身につけ医師と接するときも卑屈にならないように気をつけました。そうすると、このところパワハラを受けることは少なくなりました。

 

 

 

こういった医師は「弱い」立場の人間に対してだけそういう態度を示すもので、知識もつけ、医師に対してはっきりと自分の意思を示したり意見をいうことで見直され、態度があらたまることもあります。

 

もちろん、先ほどの「とにかく怒鳴る」ようなタイプの医師に自分の意見を言ったりするのは控えたほうがいいと思いますが…。このように、医師それぞれのタイプを見極めることが大切ですね。

 

 

医師から言い寄られてトラブルに繋がるケースも…

医師から怒鳴られる看護師!医療現場のパワハラ対策は!?

 

看護師の中には「医師と結婚するために」看護師になったという人も実際にいますが、医師の中にも看護師をただの遊び相手」と考えている人もいます。(もちろん、そんな人ばかりではありません)

 

そういう医師から言い寄られ、最初は気をよくしてプライベートで会ったりしていたものの、その医師が「家庭もち」と分かり幻滅…。誘いを拒否していたら、それが気に障ったのか「職場でも無視されるようになった…」なんて話もあります。

 

 

こういったことは多くありませんが…もしあなたがこういうトラブルに巻き込まれてしまった場合、その職場にとどまることはあまりおススメしません。異動したり、退職、転職されることをおススメします。(「運が悪かった」と考えて次の職場で頑張っていきましょう)

 

 

医療現場でのパワハラやモラハラは訴えられるのか?

 

当然訴えることが可能で、実際に訴えられているケースもあります。以下がその一例です。

 

 

女性看護師自殺:パワハラは公務災害と認定 両親「二度とないよう」 /静岡

 

(毎日新聞・2013/3/09)

 

10年7月に県立こころの医療センター(静岡市葵区)看護師、小山直子さん(当時35歳)が同病院の宿舎で自殺した問題で、父親の賢二さん(62)が8日、県庁で記者会見を開き、地方公務員災害補償基金県支部が上司のパワーハラスメント(パワハラ、職権を利用した嫌がらせ)による公務災害と認定したことを明らかにした。

 

会見に同席した久保田和之弁護士らによると、直子さんは10年2月1日に同病院に採用され、同月25日の勤務中にけいれんが起きて意識を失い、救急搬送された。以降当時の上司らから、「(採用時に)病歴を隠した」などと退職を強要されたり、パワハラされたりして同年7月13日、首をつり自殺した。

 

その後病院側はパワハラを認め、同年10月に公務災害を申請した賢二さんらに資料を提供するなど協力。当時の上司ら4人を懲戒処分などにしていた。

 

参考URL:http://www.nishida-support.jp/article/14747448.html

 

 

 

八鹿・医師自殺 病院側に8000万円賠償命令

 

(神戸新聞・2014/05/26)

 

養父市の公立八鹿病院の男性勤務医=当時(34)=がうつを発症し自殺したのは過重労働とパワーハラスメントが原因だとし、鳥取県米子市の両親が、同病院と当時の上司だった医師2人に約1億8千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が26日、鳥取地裁米子支部であった。上杉英司裁判長はパワハラを認め、運営する病院組合と2人に計約8千万円の支払いを命じた。

 

医師経験が半年だった男性医師は、上司から「介助の要領が悪い」と患者の前で頭をたたかれたほか、手術の際には「田舎の病院だと思ってなめとるのか」などと叱責(しっせき)された。

 

「君は給料の3分の1しか働いていない。君のしていることをお父さん、お母さんに言ってやる」などとも言われ、上杉裁判長は「社会通念上許される指導の範囲を明らかに超える」と指摘した。上司はいずれもすでに同病院を退職している。

 

http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201405/0006996163.shtmlより引用

 

 

どちらも「医師⇒看護師」に対するパワハラではありませんが、実際に医師や病院がパワハラで訴えられるケースはあります。

 

しかし、当然ながら裁判には時間もお金もかかります。また、パワハラで訴える場合、確たる証拠も必要です(医師の発言をビデオテープで録音するなど)。 

 

なので、パワハラで訴えるというのはハードルが高いので、基本的によほど覚悟がない限りはおススメできません。

 

 

精神的に潰れてしまう前に職場を変えてください。

 

先ほどご紹介したパワハラによる裁判事例でも分かるとおり、「パワハラは人を自殺にまで追い込む」可能性のある行いです。

 

当然、職場でゆるされるべきものではありませんが、医療の現場ではまだまだパワハラに対する意識が低いです。

 

なので、医師からのパワハラが改善されないときは「自分の身は自分で守る」ことを覚えておいてください。精神的に病む前にそんな職場は辞めて異動するなり転職するなりしていただければと思います。

 

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ただ、こういった転職サイトを利用する際には注意点もありますし、また、転職活動においてはブラック病院の見極め方を知っておくことも大切でしょう。

 

 

ブラック病院に転職してしまっては、すぐにまた転職しなければならないことになりかねませんので。医師からパワハラを受けている看護師さんの参考になれば幸いです。