看護師を辞めたい

なんで訪問看護ステーションの看護師を辞めたくなるの?

 

これからもどんどんと需要が高まっていく「訪問看護」。看護師によっては「在宅での看取りに興味があったから」「より、患者さんにより添った介護を!」と、強い意志で訪問看護師として働き始める人もいます。

 

しかし「訪問看護を辞めたい」と悩んでいる方もいます。先ずはそんな訪問看護師さんの体験談をご紹介したいと思います。

 

 

看護師としてはたらき10年目。現在は訪問看護ステーションで勤務しています。

 

以前施設に勤務している際に、何名か私と合わない看護師がいました。最初は特に何も思わずに勤務していましたが、そのうちに徐々にエスカレートし、私がいるナースステーションで他のスタッフに対し「あのスタッフはこういったところがありえない。」と大きな声で言うようになりました。

 

その内容が私のことを言っていることは明らかで、さすがにストレスを感じ始めました。それだけであればよかったのですが、中にはそのスタッフがやっている内容に同調してくるスタッフが何名かいたため、そのような状況で合わないスタッフとペアを組むときほど辛いものはなかったです。

 

 

体位変換をするときなど声をかけても、無言でこちらへやってきて無言で体の向きを変えて立ち去っていくというような具合でした。

 

女性が多い世界なのでどうしても派閥となってしまう事はやむをえないのですが、そういう派閥から標的になってしまい、その派閥の意見に周りのどちらにも所属しない中間層が流されてしまった時は、さすがに仕事を続ける意欲が減退しました。

 

組織に所属すると自分と合わない人は全体の2割はいると覚悟していました。また自分と同じ意見の人は2割いて、どちらでもない人は6割くらいいると思います。その中間の6割のスタッフのうち数人が自分と合わないグループ側に同調した時は、さすがにもう辞めようかと思いました。

 

 

訪問看護を辞めたくなる理由って?

 

訪問看護をやめたくなる理由にはどのようなものがあるのでしょうか。主なものがこちら。

 

  • 訪問看護ステーション内の人間関係
  • 事業所によっては忙しさも大きく違う
  • 一人で判断しなければならないので責任が重い
  • 患者との人間関係
  • 看護技術の衰えを感じて不安

 

 

訪問看護ステーション内の人間関係

 

訪問看護ステーション内の人間関係によっても働きやすさも大きく違います。訪問を終えてから帰ってくる看護ステーションの居心地の良さで、やはり続け易いかどうかも大きく左右されます。

 

ただ、人間関係の問題というのはどこにでもあるものです…が、そんなステーション内の人間関係の中でも特に注意すべきなのが「所長」です。

 

 

ステーション内の人間関係を最も左右することになるのが所長だからです。この傾向は小規模なところになればなるほど、(良くも悪くも)所長の色が濃く出ます。

 

もしもその所長とうまが合えばすごく働きやすいでしょうが、もし合わなければ「辞めたい…」と感じてしまっても不思議はありません。

 

 

なので、もしステーション内の人間関係に働き易さを左右されたくないのであれば、できるだけ大規模なところ、もしくは病院や施設が運営しているようなステーションを選ぶようにしてください。

 

そのようなところでは所長も雇われなので、あまり自分の好きかってはできません。(雇われなので、あまりに不評だった場合クビになる可能性があるからです)

 

 

事業所によっては忙しさも大きく違う

 

先ほどの「所長」にも関わってくるところですが、事業所によっては「常勤を雇わず、パートばかりで回している」ような訪問看護ステーションもあります。

 

このような訪問看護ステーションだと少数の常勤に負担が集中し、マネジメントがうまくいかず、例えば当日になって「今日はどこを担当しようか?」なんてところもあるようです。

 

当然ながら行き当たりばったりの訪問看護になってしまい、患者さんからのクレームも増えますし、無駄な移動も自然と増えてしまうでしょう。

 

こういった事業所で働いていては無駄に忙しく感じるでしょうし、負担も大きくなります。なので転職する際はしっかりとパート人数とともに常勤の人数も確認しておきましょう。

 

やはり常勤が多く勤めているステーションの方が管理もうまくされている傾向にありますので。

 

 

一人で判断しなければならないので責任が思い

 

また、ブランク明けや病棟での経験があまりなく、アセスメントに自身が無いような看護師の方が一番気がかりなのが「自分で果たして勤まるんだろうか…?」というところではないでしょうか。

 

訪問先では一人で患者の状態を判断し、処置や救急車をよぶなどの決断をしなければならず、これが不安で辞めたいと感じる方もいるようです。

 

 

ただ、この問題に関しては事業所次第ではいくらでも解決可能です。最初は一緒に付き添ってくれたり、しっかりと研修してくれるステーションもあります。

 

また、携帯を持たされるのでいざ心配になったらベテラン看護師や所長に相談できるようになっています。なので、事業所選びさえしっかり行えば問題にならないでしょう。

 

 

なので、もしあなたが「これから訪問看護に転職しようと思っている」けど「経験不足が不安」な場合は面接の際にしっかりと抱えている不安について話し、研修制度にかんして詳しく聞いてみてください。

 

特養や有料老人ホーム、小規模な老健などでは「頼れる先輩看護師すらいない!」なんて状況も考えられ、同じ職場で働く介護士からは即戦力と期待されているため、仕事ができなければ「頼りない」と思われたりします。

 

そういった施設と比べて訪問看護はまだ「介護未経験の看護師が働くのに向いている」職場といえるかもしれません。

 

 

利用者との人間関係

 

これは別に訪問看護に限ったはなしではありませんが、やはり人間には相性があります。利用者によっては「なぜか会った当初から嫌われている」なんて人もいると思います。

 

そんな人の自宅にこれから訪問すると考えると「辞めたいな…」とつらくなることもあります。

 

 

ただ、何度もあっているうちに心を開いてくれるケースも少なくありません。そうしているうちに「やっぱあんたじゃないとダメだわ…」なんて頼られるなったと想像してみてください。正に「訪問看護やっててよかった!」と感じられるはずです。

 

なので、もしもあなたが今、利用者との間で問題を抱えているのであれば、簡単には諦めて欲しくありません。ただ、「自分にはどうしてもダメだ…」と精神的に病んでしまうのもどうかと思います。

 

 

そんなときは所長に相談して担当変更をお願いするのも一つの対処法だとおもいます。もちろん、担当替えを希望するわけではないけども「とりあえず相談しておく」ことも重要です。

 

もしも人間関係の良好な職場なら自然とサポートを受けられるはずです。一人では心細かったものの、他の人のアドバイスが状況を打開するキッカケになることも少なくありません。

 

 

看護技術の衰えを感じて不安

 

急性期などで働いてから訪問看護に転職するような方の中には「看護技術が衰えるのが不安…」という方もいます。

 

これは訪問看護にかぎらず、介護の現場で働く看護師にはそこまで看護技術が求められません。(もちろん、自分でアセスメントして判断する判断力は必要になりますが…)

 

 

このため、これまで培ってきた看護技術がどんどん衰えていき「もう病院にはもどれないかも…」と不安に思う方もいます。

 

もちろん、ここで訪問看護にやりがいを見出し「やっぱり自分が働くべき場所はここだ!」と開き直れたならいいですが、どうしても不安を払拭できない人もいます。

 

中には訪問看護の業務の一環として病院に付き添い、そのときに病院看護師の姿をみて「わたしが本当に求めている働き方は病院でバンバン患者を治療していくことだったんだ!」と気づかれる方も中にはいます。

 

 

当然ながらこれも一つの選択肢ですよね。結局、一番大切なのは「あなたが何を、どうしたいのか」ということです。なので訪問看護に転職したものの、病院にすぐ戻る人もいますが、これはしょうがないことだと思います。

 

とはいえ。「やっぱり私は病院だ!」と興奮して気軽に転職先を決めてしまってうっかり「ブラック病院」に転職してしまう方もいますので、その点にだけは注意してください。(ブラック病院に転職しないための9つの注意点!

 

 

 

訪問看護ステーションを辞めたくなる最大の原因は「所長」?

 

やはり訪問看護ステーションを続けられるか、辞めたくなるかは「所長」といえるのではないでしょうか。今回ご紹介した訪問看護をやめたい理由のポイント1〜4全てにおいて関わってくるのが所長だからです。

 

 

なので現在、訪問看護ステーションで働いているものの「所長とどうしても分かり合えない…」「所長からパワハラを受けている」なんて人の場合、相当つらい思いをしているはずです。

 

そんな方はぜひ訪問看護ステーションを変えてみてください。その際は先ほども解説したとおり、比較的大き目のステーションだったり、病院、施設によって運営されているような、個人ではやっていないステーションを選んでみてください。

 

ちなみに看護師の転職におススメのサービスがこちら。

 

看護のお仕事

 

 

見やすく使いやすいウェブサイトが特徴で、全国12万件以上の求人を保有している看護のお仕事。こちらのサービスを通じて転職すると、看護のお仕事から最大で12万円の転職支援金をもらえるのも特徴の一つです。

 

 

終わりに

 

訪問看護師アンケートをみても分かるとおり、訪問看護ステーションに転職してくるほとんどの看護師の方が「在宅医療に興味があった」というのが転職理由です。

 

もちろん、口だけの方もいるとは思います。ですが、本当に在宅医療にやりがいを見出す方もいます。

 

 

そんな訪問看護の仕事を「ステーション内や所長との人間関係」だけであきらめて辞めてしまうのは本当にもったいないです。「大変だけど、本当にやりがいがある」と訪問看護に面白みを見出す方も多いですからね。

 

 

今後も日本では少子高齢化社会が進んでいきますので、訪問看護としての働き方を選ぶ看護師も増えていくことでしょう。

 

確かに訪問看護は大変なことも多いですが、「病院ではできない、一人ひとりの患者にじっくり向き合った」看護を実現化しやすい働き方です。

 

これまで病棟や外来で働いていて「どうしても違和感を感じる…」という方はぜひ、長い看護し人生の中で一度は経験していただきたい働き方といえますね。

 

「訪問看護をやめたい…」、もしくは「訪問看護で働こうか迷っているけど不安…」という方の何らかの参考になれば幸いです。

 

 

 

訪問看護をやめたくなったときの対処法は?