看護師を辞めたい

保育園看護師を辞めたくなる最大の理由&解決策!?

 

看護師の働ける職場(施設)は幅広く、「保育園」もそんなうちの一つです。

 

しかし、どのような職場にも必ず(やりがいもありますが)大変な面も存在するものです。では保育園で働く看護師にとって大変なこととは一体どんなことなのでしょうか?

 

先ずは保育園で働いていた看護師さんの体験談をご紹介したいと思います。

 

 

 

小児科病棟で2年勤務した後、企業が運営する保育園の看護師として働いていました。

 

夜勤がなく、小児科病棟勤務の経験が生かせると思ったのがきっかけです。夜勤が無いこと、休みがきちんと取れることで、子育て中にはいい職場でした。元気な子供たちと遊ぶのは、自分もエネルギーをもらえます。夜勤がないぶん、お給料は病棟のときより10万円以上ダウンしましたが。

 

 

仕事内容としては園児の健康や感染症予防についてのお便りを作ったり、園児の体温測定を行ったり、園内で怪我をしたり具合が悪くなった子供の対応をしたり、保護者の相談を受けたりしていました。

 

発達障害などについての意見を求められることもありました。園内で骨折した子と一緒に病院に付き添ったこともありました。もちろん保育士ではありませんから、保育に関することはよくわかりません。仕事をしながら保育士でない自分をもどかしく思ったこともありました。

 

クラスの受け持ちもしていませんでしたが、0歳児の部屋のヘルプとして授乳やおむつ交換、お食事のお世話などはしていました。

 

 

病院の看護師と保育園の看護師との違いは、医師にすぐに判断が仰げず、健康に関することは全部看護師に判断がゆだねられていることです。

 

微熱が出ている子や咳が出ている子の相談を保育士から受けて、午後に帰宅させるかの判断を求められたりしましたが、非常に難しかったです。

 

「微熱でも機嫌がよくて様子を見ていたら急に高熱になってしまい、もっと早く連絡が欲しかった。」や、「嘔吐を繰り返したため帰宅を決定させたところ、家に帰ったら元気だった。仕事を早退させられるほどの症状ではないと思う。」などのお叱りは何回も受けました。

 

取り返しのつかない事態にならないためにも、園児の具合が悪くなったら、自分の中では早めにお迎えは呼ぶように心がけてはいましたので、自分の中でそのような苦情が来ることはある意味仕方がないと割り切っていました。

 

 

その他の苦労した点というと、やはり保護者との関係が難しかったです。園内での集団生活を送っていると、一人が感染症にかかると近くで遊んでいる子供が感染してしまうことは予想されるので、子供達には手洗いや消毒に励んでもらいます。

 

しかしなかなか完全に防ぐこともできず、インフルエンザが流行ったときは「看護師として何をしていたのか」と責め立ててくる保護者もいて、辞めたくなることもありました。

 

子供が風邪をひいたりして登園できなくなると、保護者も仕事を休まなくてはならなくなり切羽詰まってくる気持ちもわかります。

 

 

そこで、園内で感染症が蔓延しないように、職員だけではなく子供たちにも手洗いやうがいに興味を持ってもらえるように、紙芝居やばい菌が出てくる絵本を使ったり、手洗いチェッカーを借りてきて手のばい菌を見せる工夫をしました。

 

園児が楽しそうに「ばい菌は洗っちゃおう」と歌いながら手を洗う姿を見ると達成感を感じました。

 

 

 

保育園の看護師を辞めたくなる理由って?

 

保育園の看護師を辞めたくなる主な理由がこちら。

 

  • 保育士や保護者との人間関係
  • 医師も同僚もいないので自分で判断しなければならない&孤独
  • 看護師と保育士の仕事の線引きが難しい

 

 

保育士や保護者との人間関係

 

看護師として保育園で働いていると保育士や保護者との人間関係に悩む人は多いです。

 

先ずほとんどの保育園では看護師が「一人だけ」の配置体制が多く、保育園の中でちょっとういた存在になり孤独感を感じてしまう人もいます。

 

さらに、保育士の人たちには看護師の仕事がいまいち理解されていないことも多く、感染予防対策をしようとしても「そんなことしてる暇あったらこっち手伝って!」なんていう保育士もいます。

 

 

そこで看護師としての仕事内容を説明し、うまく理解してもらえたらいいのですが、人によっては「あの看護師ムカつく!」とどうしても看護師業務を理解してもらえず、仲間はずれにされてしまう、何て話も…。

 

そうなると多勢に無勢で、看護師側から保育士に抗議してもなかなか聞いてもらうのは難しく、看護師が弱い立場になりがちです。

 

 

また、保育園では保護者との人間関係も悩みどころです。今回の体験談の方のように熱がでたので子供を帰したら「なんでこんなに元気なのに帰したんですか!?仕事中だったのに!!」とクレームがくることもざらです。

 

当然ながらしっかり理由を説明したら分かってくれる保護者さんの方が多いですが、説明してもまともに話しを聞いてくれず、理不尽なクレームばかりしてくる保護者(モンスターペアレント)に当たってしまった場合「もう辞めたい…」と仕事を辞めたくなっても仕方ありません。

 

 

医師も同僚もいないので自分で判断しなければならない

 

また、保育園には医師がいないため医療行為を行うことができません。しかし、体験談でも書かれている通り、園児を自宅に帰らせるか、または救急車を呼ぶかについては、看護師一人で判断しなければいけません。もしも救急車を呼ぶべき状態だったのに救急車を呼ばず、園児が重篤な状態にでもなってしまったら責任問題に問われかねません。

 

 

このため保育園の看護師には小児科での経験がある人を優先的に採用されますが…、たとえ経験があったとしても不安なものです。

 

 

看護師と保育士の仕事の線引きが難しい

 

ポイント1の内容と少しかぶりますが、保育園によっては保育士に看護師の仕事内容がちゃんと理解されていないことから、保育士から保育士にどんどん雑用を任されるようなこともあります。

 

もちろん、看護師でも保育士の仕事をお手伝いすることはよくありますが、仕事の量が多すぎれば当然ながら本来の看護師の仕事のほうに支障がでます。結果、残業をする羽目になったり家に持ち帰って仕事をしなければならない羽目になります。これでは不公平と感じてしまい、辞めたくなっても不思議ではありません。

 

 

保育園で大切な人間関係を構築するには?

 

さて。看護師が保育園で抱えがちな問題を3つご紹介しましたが、ポイント2(看護師一人で判断しなければならない)に関しては、参考書を買い、自分で勉強してしっかり知識を身につけさえすれば、ある程度対応できる問題です。

 

 

そしてポイント1、ポイント3に共通しているのが人間関係です。人間関係はどのような職場でもついてまわりますが、保育園では「看護師として働いているのはアナタ一人」という状態ですから、なおさらあなたの人間関係構築スキルによって保育園での働きやすさが左右されます。

 

やはり一人では何もできませんので、回りの人たちに助けてもらう必要があります。特に最も身近な保育士、そして保護者との関係がしっかりと築けてさえいれば、保育園で看護師として働く上でおよそ8割ぐらいの問題は解決できたといっても過言ではないでしょう。

 

では、そんな保育園で必要不可欠な人間関係をうまく築くためにはどうすればいいのでしょうか。

 

 

先ず全ての人間関係の元となるのが信頼関係です。

 

もしあなたが信頼関係を築けていなければ、保育士にどれだけ看護師の仕事の大切さを伝えたところで聞く耳をもってくれないでしょうし、保護者とも絶対にいい関係性を築くことはできません。

 

 

ではこの信頼関係を築くためにはどうすればいいのでしょうか。「プリセプターを辞めたい!」という看護師に知って欲しいコーチ術!でも詳しく書いていますが、書籍『3分間コーチ』には信頼関係を築くために次の2つのステップを踏むことが必要と書かれています。

 

 

  • ○○(←信頼関係を築きたい人の名前)さんのことについて考える時間を持つ
  • ○○さんと話す時間を3分間持つ

 

 

信頼関係を築くには先ず、信頼関係を築きたいと考えている人について考える時間を持つことが大切になります。

 

「あんな人のことなんて二度と考えたくも無い!」というぐらい、既に人間関係がこじれている人もいると思います。そんなことの人を二度と考えたくないという気持ちはよくわかります…が、ここはグッと我慢して一度考えてみてください。

 

 

そうすれば自然とあなたがどれぐらいその人のことについて知らないかということに気づくと思います。

 

  • ○○さんの誕生日は?
  • ○○さんの好きなものは?
  • ○○さんの嫌いなものは?
  • ○○さんの家族構成は?

 

もうなんでもOKですので、とにかくその人のことについて考えてみてください。必ずその人について「知っていない」ことが出てくるはずです。

 

 

それが分かったら次のステップ、3分間だけ話す時間を持つ努力をしてみてください。もちろん、話す内容(質問内容)はあなたが考えて疑問に思ったこと聞いてみてください。

 

「声のかけ方がよく分からない…」という人がいるかもしれませんが、別に何も気負う必要はありません。かなり年配の人で共通の話題を見つけづらかったり「今日はいい天気ですね〜」なんて挨拶から初めて「そういえば…」など、話しを質問に切り替えていけばいいです。

 

そして、その人と信頼関係を築くためにわざわざ何時間も話こむ必要はありません。時間にすれば3分ぐらいで大丈夫です。(それよりもできるだけ毎日声をかける、といった「頻度」の方が重要です

 

 

マザーテレサが「愛の反対は無関心」という言葉を残していますが、あなたが信頼関係を築きたいという人に対して色んな質問をして「あなたのことをもっと知りたいんですよ!」という態度で示すことは、極端な話し「あなたのことを愛しています」と口で伝える以上にあなたの好意を伝える効果があります

 

 

このような態度を示されて嫌な気持ちになる人なんてそうそういません。そうすれば相手も「あ、この人なら信頼できるかも…」と、どんどん自分の話しをしてくれるはずです。

 

もちろん、例えば保護者さんによっては「以前、保育園ナースから酷い対応をされたから、あの保育園で働いているナースは信用できない!」なんていう、あなたとは直接関係ないものの、既に信頼関係を築くのが難しくなっているケースもあります。

 

 

ただ、そんな人に対しても粘り強くこちらから関心を示し続けていれば、ほぼ確実に心を開いてくれます。もちろん忍耐力が必要ですが、心を許してくれたときというのはなんともいえない達成感があるものです。

 

こうして先ずは土台となる信頼関係が築けてから初めて、こちらの伝えたいことを相手に伝えることができます

 

 

信頼関係が築けてからの保育士とのコミュニケーション

 

では、このような信頼関係が築けてからはどのようにして保育士とコミュニケーションをとっていけばいいのでしょうか。

 

保育士と信頼関係さえ築けていれば基本的に園内で「孤独」を感じたり、コミュニケーションに問題が生じるようなことは無いと思います。

 

 

ただ、保育士の仕事まで任されて本来の看護師業務にまで支障が出てしまうという状況はいいとはいえません。そんな場合はしっかりと「看護師として自分が何をしなければならないのか」ということを明確に保育士さんたちに伝えてください。(感情的にならずに、冷静に必要なことだけ伝えてください)

 

もし、信頼関係を築けているのであれば、少なくとも保育士さんたちはあなたの話に耳を傾けてくれるはずです。そうして、理解を得られたなら役割分担がより明確になり、本来の看護師の仕事により集中できるようになってくるはずです。

 

 

ただ、可能であればあまりに保育士と看護師の仕事の線引きしてしまうのではなく、看護師でも保育士の仕事を行い、普段から園児達と積極的にコミュニケーションをとっていくべきです。でないと園児達との信頼関係も築けず、いざというときに園児があなたの話しを聞いてくれません。

 

 

もちろん、それは本来の看護師業務ができてからのはなしです。そしてもしこのように保育士さんたちと話しあった結果、まだ業務が改善されないとなるとあなたの上司(園長など)にも相談する必要が出てきます。

 

そしてそれでも改善しない場合…。もはやあなた自身でできることはこれ以上無いのではと思います。そんな時に初めて転職を考えればいいのではないでしょうか。決して保育園は一つだけではありませんからね。

 

 

ちなみにこの保育士との関係は「介護施設における看護師と介護士の関係」にも似ているかもしれませんね。(介護士と看護師の関係性についてはこちらで解説しています。興味のある方はどうぞご確認ください⇒もう辞めたい…!老健施設の看護師のデメリットとは!?

 

 

信頼関係を築けてからの保護者とのコミュニケーションは?

 

保護者とのコミュニケーションでも、一度信頼関係が築けてしまえば、それまで攻撃的だった人もかなり穏やかに対応してくれるようになるはずです。

 

そうなれば普通にコミュニケーションがとりやすくなります。ただ、先ほどの保育士さんとの関係同様、中にはどうしても関係構築が難しい保護者さんもいると思います。

 

中には過度な要求をしてくる人もいます。そんな人に対してはこちらがどこまでも譲歩する必要はありません。そういった難しい保護者に対しては既に、信頼関係が築けている保育士さんと話しあい「あの保護者に対してはどこまで対応するか」ということを話し合い、個人ではなくグループで対応するようにしましょう。

 

 

やはり保護者に対して看護師一人だけでの対応となると心もとないですが、保育園(保育士、園長など)が見方についてくれているとなんとも心強いものです。(そのためにはやはり先ず園内で信頼関係を築く必要があります)

 

また、保護者といえどもパターン別に対応方法もあります。「保護者との関係性で深刻な悩みを抱えている」という場合、こちらの本を参考にして頂ければと思います。

 

教師のための失敗しない保護者対応の鉄則

 

 

『教師のための失敗しない保護者対応の鉄則』という、教師向けに書かれた保護者対応についての書籍ですが、看護師として保護者に対応するときの参考にもなります。

 

 

人間関係を築くのがうまくなると一生涯役に立つ!

 

万が一、あなたが理由あって看護師を辞めなくならなければなったとしても、信頼関係を築き、人間関係をスムーズにまわすためのスキル」は生涯役に立つものです。

 

仕事をしている限り、必ず人とコミュニケーションをとることになりますからね。転職理由の上位には常に「人間関係」がランクインしていることからも、悩んでいる人が非常に多いのが人間関係です。

 

この人間関係で悩まなくていいとなると、人生かなり生きやすくなります。そう考えるとたとえ今保育園で働いていて人間関係が理由で「辞めたい…」と悩んでいたとしても「もう少し頑張ってみるか…」と思えませんか。

 

 

ただ、人間関係に関しては引き際も心得ておくべきです。職場内で陰口が蔓延し、いじめが横行し、園児の前で罵声を浴びせられるような環境では、さすがにあなたがどれだけ努力しようが信頼関係を築くのはかなり難しいです。

 

そんな方はできるだけ早く違う職場に転職して頂ければと思いますが、そんな転職を考えている方におススメなのがこちら。

 

ナースではたらこ

 

 

看護師の求人を紹介してくれる「看護のお仕事」です。24時間、全国対応で使い勝手がよく、転職が成功した際は12万円の転職支援金がもらえる制度が採用されています。

 

どうせ転職するのであればできるだけお得に転職したいですもんね。ぜひ有効に活用して頂ければと思います。